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購入した物や日々のことなど書こうと思ったら、最近は猫日記になってきました… ~since2013~
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ペットの安楽死

ペットの安楽死にはずっと否定的でした。
今まで多くの猫たちを飼ってきたので、苦しみながら旅立っていった子たちを多く見てきました。
痙攣発作を起こして苦しそうに暴れたり、苦しそうに叫んだりするのをただ見守っているだけと言うのは本当に切ないし辛いです。
以前は発作を起こして苦しそうにしているとすぐに病院へ駈け込んだりしました。
とにかく苦しそうにしているのをなんとか和らいであげたい…
そんな思いで急いで病院へ駈け込んだりしました。
10年前に旅だった猫のミャーちゃんの時もそうでした。
ある日後ろ脚のくるぶしあたりが異常に腫れているのに気がつき慌てて病院へ。
悪性の癌だとわかり、高齢のため獣医も治療は薦めなかったのでそのまま余生を過ごさせる事にしました。
末期になるととても辛そうで、苦しそうになるとすぐに病院へ駈け込みました。
ある日同じように苦しみだしたので、急いで病院へ行こうと抱えて玄関を出ようとするといきなり大きな声で鳴きました。
今のちーちゃんのようにグッタリして歩く事ももうできませんでした。
そんな子が玄関を出ようとしたら大きな声で鳴き、その鳴き声でハッと気がつきました。
”もう病院はいいよ…”
”このまま家でそっとしていたい…”
もしかしたらそう言ったのかもしれない。
ミャーちゃんはのら猫時代飼って欲しくて猛アピールしました。
家に入れてからは外へ出たいと言わなく膝の上が大好きでいつも膝の上にいました。
そんな事を思い出してその後はなるべく通院を控えました。

8年前に旅だった猫のカト吉。
糖尿病でずっとインスリンを注射して過ごしてました。
最後の頃は痙攣発作が連発で、その度に通院していました。
通院してモルヒネのような注射を打ってもらい帰宅。
モルヒネは自分も以前入院している時に打ってもらった事があるのでどんな感じになるのかよくわかります。
打ってもらうとポワ~ンとして身体が宙に浮いているような感覚になり、痛みなど全く感じなくなります。
打ってもらったあとのカト吉の表情は、打つ前の苦しくて切なそうな表情ではなくとっても穏やかな表情をして眠っていました。
その表情を見て
”このまま逝ってくれるといいな…”
そんな事を思った事がありました。
その時安楽死ってこんな感じなのかな…
そう思いました。

先代犬のラムは痴呆症から癌になりました。
4月下旬に顎の所に小さいシコリを見つけ通院。
悪性の癌だとわかり、高齢で痴呆症も進んでいたので獣医は治療を薦めませんでした。
6月になると自力で立つのも大変になり、毎日苦しそうに過ごしており、獣医から安楽死をすすめられたけど食欲も少しあったので拒否。
7月になると通院するたびに安楽死をすすめられたけどずっと拒否してました。
15kgあった体重は7kg台にまで減ってしまい骨と皮だけの状態。
今のちーちゃんのように毎日点滴をしに通院。
それでもお手製の流動食は食べてくれていたので嬉しかった。
顎にできた腫瘍は人間の大人のこぶしくらいの大きさまでになりました。
8月になると完全に寝たきりの状態だったけど、トイレになるとシッポを振って床を叩いて教えてくれたので、すぐに抱えて外へトイレに連れて行きました。
本人もトイレが垂れ流しになるのが嫌だったようでオムツも拒否していました。
トイレを教えてくれたおかげで寝たきりになっても垂れ流しによって身体が汚れたりする事もなく、生活の質を低下させる事なく過ごせました。
8月の半ば、顎にできている腫瘍部分が腐り顎に穴が開いてしまいました。
ご飯やお水をあげるとその穴からこぼれてしまうほどでした。
その状態をみてもうここまでだと思い、安楽死を決意。
安楽死のお願いを病院に電話して睡眠薬を飲ませて眠らせて病院へ。
当時は家の建て替えで仮住まい先に住んでおり、病院へ行く途中に建築中の家に寄りました。
眠っていてもニオイでわかるかもと思い、建築中の家の周辺や雨の日はトイレにしていた隣の駐車場(うちの敷地)を眠っているラムを抱えて少し歩きました。
家が新しくなって慣れ親しんだ場所に一緒に戻ってくれなくてゴメンねと眠っているラムに言いました。
その後病院へ行き処置してもらいました。
呼吸している胸に手をあてていたけど、注射をした途端に胸の動きが止まりました。

8月19日に旅立って行きましたが12月くらいまでは
『安楽死させていなかったらもしかしたらまだ生きていたかな…』
そんな事をよく思い、申し訳ない気持ちにもなりました。

旅立って2年くらい経過して、当時看病していた時の写真を見て唖然としました。
『こんな状態になるまで頑張らせていたんだ…』
『ずっと痛い思いをさせてしまった…』
『もっと早くラクにさせてあげれば良かった…』

当時は無我夢中で周りが見えない状態で、
少しでも良くなってくれたら
少しでもラクになってくれたら
そんな思いからずっと苦痛を強いらせていました。
苦痛から解放させてあげるのも飼い主の務めなのかな…そんな事を思いました。

安楽死は賛否両論あるけど、自分が余命僅かの病気で毎日毎日苦痛の生活を送っていたらどうなんだろう…
安楽死を選択できるんだったら安楽死を選ぶと思います。
病気や怪我などでとんでもない苦痛って耐え難いですよ。
そんな病気や怪我を経験した人としていない人では考え方がかなり違うと思います。

よく登山へ行きました。


海にもよく行ったね。


癌で顎がかなり腫れてしまいました。
こんな状態でも毎日通院、その後腐ってきて顎に穴が開いてしまいました。
とっても痛かったと思います。
自分の顎が腐って穴が開いたら…そんな事を考えただけでも恐ろしいです。


安楽死の処置のあと獣医が
『眠った状態で逝ったので、苦しまなかったから死後硬直には時間がかかると思う』
と言いました。
その言葉通り、二日間ずっと身体は柔らかくて眠っているようでした。
今までの猫たちは旅立ったあと30分もすると身体がコチコチに硬くなっていたので、ラムの身体の柔らかさには驚きました。
あまりにも身体が柔らかいので、眠っているだけで眼を開けるのではないかと思うほどでした。
みんなお別れの挨拶をしてました。

安楽死を否定する人もいるけど自分が経験して感じた事を書いてみました。

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ごん太
性別:
男性
趣味:
登山&アウトドア、音楽、写真、昼寝
自己紹介:
気が付いたら猫が9匹住み着いてます。
2013年2月からブログ始めました。
それ以前の日付の記事は過去に遡って記録のため書きました。
ほとんど買い物したメモ代りのブログになると思います…
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