『みなさんはじめまして！』
『やっとおっちゃんが顔がしっかり写った写真を撮ってくれました』
『ボクは海岸の草むらに捨てられ悲しくて淋しくて怖くて大きな声で鳴いてました』
『でもみんな素通りして行きました…』
『しばらくすると見たことのない動物を連れた男の人がぼくに気が付いて近づいてくれた』
『ボクを見つけると…』
『なんでこんなところにいるの～！なつどうしよう…』
『と、ブツブツ言って去って行きました』
『でもすぐにまたやってきてぼくを見てまた去って行きました』
『そんな事を何回も何回もやっていました』
『しばらくするとまたやって来て最後は女の人がぼくを抱えてかごに入れてくれました』
『そのあと何回も見に来た男の人が車に乗せてどこかへ連れてってくれました』
『どこかへ着くと得体の知れない物を食べさせようとしました　本当はミルクが飲みたかったのに…』
『そのあとまた車に乗せられてどこかへ連れて行かれました』
『着いたところは色んな猫のニオイがするところでお母さんに会えると思って喜んだよ』
『でも猫の声はするけど姿は見れません』
『やっとミルクをもらえたよ！でも何回もボクを見に来てくれた男の人は飲ませるのが下手くそで何回もむせちゃったよ』
『何回も見に来てくれた男の人がおっちゃんでした』
『下手くそだけど何回も飲ませてくれたから少しずつ上手に飲ませてくれるようになったよ』
『でもまだまだだけどね』
『猫とは違うニオイがする動物がボクの事をとっても舐めてくれる』
『最初は怖かったけどいつもボクのそばにいてくれるからボクは安心できるようになったよ』
『でもちょっと激しく舐め過ぎでお尻が痛くなるけどね』
『でもとっても温かくて少しお母さんを思い出しちゃった』
『おっちゃんはボクの事を夜中に騒いだりしないからとってもお利口さんと言ってくれるけど』
『おっちゃんのイビキがうるさくてボクは眠れないんだよね…』
『でもおっちゃんのイビキを聞いていると少し安心するようになったよ』
『最近は箱から出してくれて運動ができるようになったよ』
『少しずつ体を動かして鍛えていかないとだね』
『おっちゃんがボクのために大勢の人がボクが幸せになれるようにと努力してくれたと教えてくれました』
『みなさんありがとうございます』
『まだ思うように体が動かないけどミルクをたくさん飲んで早く大きくなれるように頑張ります』
『たくさんの愛情をありがとうございます』
『これからもおっちゃんとなつ母ちゃんとボクをよろしくお願いします』

『顔がミルクの粉で汚いよ…』
『ウミオってヘンな名前…』

[2回]