先日の深夜、無線の電源を入れていたら
『メーデー、メーデー…』
と非常通信の合図が聞こえてきました。
おや？と思い、応答しようと機器を準備していたら他の方が応答しました。
内容を聞いていたらとある山で動けなくなり救助を要請したいとの事。
ちょっと疑問に思った事がありました。
そのとある山はよく知っている山で、100mほど滑落して右足が動かないと言っていたが、その山で100mも滑落するような場所があるのか？
森林限界よりもはるか下の山なので森林が多く、滑落している途中に必ず木にでも引っ掛かりそうなのに…
実際に100mも滑落したら体中の骨が折れていそうだし…
さらに携帯電話は持っていないのか？携帯電話の電波が届く可能性が高い山でもある。
さらに遭難者のコールサインがやけにアルファベットが続くコールサインで、名前もちょっとよくありそうな名前だった。
そんな疑問を思ったが、本当に遭難していたら一大事で応答している方もちょっとテンパっている感じで、遭難者はもうバッテリーがないので今後交信できるか不明だと言って交信が終わった。
終わった途端によく知るベテランの方が応答していた人を呼び出し、コールサインの確認をすると遭難者のコールサインは総務省のデータベースに載っていない事が判明。
しかしもし本当の遭難だったら大変なので警察へ連絡した方が良いのでは？と言う事になったようです。

数日後、新聞にこの事が記事として掲載されていました。
捜索隊がその山付近を捜索したが見つからなく、翌日も捜索をすると載っており、翌日も記事が載っており捜索したが見つからず捜索打ち切りと記事がありました。
たぶんこれはいたずらだったのでしょう。
大勢の方が救助をしようと必死になって探したと思います。
登山中に遭難者の捜索をしている捜索隊に遭遇した事がありますが本当に頭が下がる思いです。
なんでこんな悪戯するんでしょうか…

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